電気料値上げ
東京電力から電気料金値上げの通知が来ました。
4月1日から14.6%も値上げになります。
年間の使用料で換算すると2百50万円もの値上げになります。
ご了承いただけない場合は、当社までご連絡をお願いしますとありましたので、
早速電話をしました。
最初の電話に出たのは若い女性でした。
あんまり文句を言ってもしょうがないので「あなたにクレーム言っても始まらないから責任者を出して欲しい」と言うと、男性の社員が出ました。
「あなたが責任者ですか?」
「担当の者です」
なるほど、女性で対応が難しくなると男性が出て来るシステムになっているようでした。
「事情は分かるが、いきなり14.6%の値上げは酷いんじゃない?」
「申し訳ございません。原子力発電が使えないので・・火力発電の燃料費の値上げで・・
適正なコストを算出した上での値上げでございまして・・・」
「これ、一方的な値上げじゃないの?値上げの認可がいるんじゃないの?」
「これは自由価格部分なので、大臣の許可は必要ありません」
「ほかに電気会社が無いから、かなり一方的な値上げだよね?」
「はあ、申し訳ありません」
「承諾できなかったら値上げ率を下げてくれるの?」
「いえ、皆様一律にお願いしています」
「体裁のいい値上げのお願いだよね。あなたも仕事だから毎日、苦情処理でたいへんだね。
本当は、あなたに文句を言ったところでどうにもならないのは分かっているけど、もう少し何とかならないの?」
「申し訳ありません」
結局は、「申し訳ありません」のオンパレードで始終しました。
どうせ、そんなことだろうとは思っていましたが、ご了承できない人への申し訳程度のクレーム処理窓口でガッカリしました。
絶対、安心・安全の原子力発電の神話が崩れ、大災害と共に露呈した原子力発電のあまりにも悲惨で、その体質の脆弱さが浮き彫りにされました。
確かに、東日本大震災の大津波がなかったら福島原発の爆発事故も起こらなかったでしょう。メルトダウンで日本列島が廃墟と化す事態も想定された今日、クリーンで安全な電力の供給という言葉で国民が騙されていたと言っても過言ではないでしょう。
昨年3.11の魔の東日本大震災まで2日になりました。
被災地の復興支援もままならぬ現状で、瓦礫の処理に困惑する東北地方の被災地の皆様の窮状を理解したら、放射能物質があるということで他県の住民がこぞって反対するというのも同じ日本人として「明日は我が身」という言葉をあまりに忘れているのではないでしょうか?
勿論、東京電力ばかりが悪いわけではない、国策として原子力発電所を全国に50か所以上も造って、原子力の破壊的な危険度を容認した安易な政策に、今更ながら怒りを覚えずにはいられません。教訓とはいえ、あまりにも甚大な代償が被災者のみならず日本の国民に思い知らされました。
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