もう8割以上のゴルフ場がこの乗用カートを導入しています。
電磁誘導式か自走式かには分かれますが、時流は乗用カートが主流になりました。
ゴルフはスポーツとは言え、レジャーと接待のニーズが強いのも歪めない事実です。
ハーフ休憩で食事をするのは分かりますが、その際に酒やビールも飲むのですから
完全なスポーツとは言い難いものがあります。
歩けなくなった若者がカートに乗り、健康のために歩くシニアの相反する光景も時代の変化を感じます。
歩こうがカートに乗ろうがゴルフはできるのですから問題はないのですが、カート道を外れてフェアウェイに入りたがるプレーヤーは、身体に障害が無い限りは極力遠慮を願っております。
大栄カントリー倶楽部が開場した平成元年11月には、カート庫に電動式手引きカートが65台もありました。
勿論、ハウスキャディも65名もいたわけですから当時のゴルフ場には、異常な活気がありました。
現在でも45台ぐらいは26年たった今でも稼働が出来ます。
但しブレーキの利きの悪さやコントローラーの不具合は日常茶飯事です。
前輪のタイヤが軋むこともあり耳障りな音がするのもあります。
キャディさんの運転するハンドルはリヤカーの取っ手のようなものです。
しかし、フェアウェにも入れて小回りが利くのでプレーヤーのそばにすぐクラブを運べます。
倶楽部競技などでは最高のアイテムだと思います。
今は主流が乗用なのでこの手引き式のカートは、オーダーメイドになり価格も高額になっています。
いずれは、キャディ不足の折から当倶楽部も乗用カートのみの時代が3年後ぐらいにはやって来そうです。
グリーン脇に置かれた手引きカートが何とも可愛らしくて昭和の良き時代を思い出します。
一時的な大きな波はブームですが、確かなニーズが定着するとトレンディということになります。
もう、乗用カートはブームではなくトレンディの域に入っています。
そうなれば必ずしもキャディ付プレーが「ステータス」と言えなくなってしまいます。
ゴルフの楽しさは、昔も今も変わりませんから新旧の隙間の部分に新たなビジネスチャンスがあると思います。
いずれにせよ、お客様のニーズに合ったゴルフ場にすることが繁栄に続く道と心得ます。