Quantcast
Channel: 大栄カントリー倶楽部 OFFICIAL
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2842

真総務部長 魚谷隆太 登場!

$
0
0

 この4月1日付でキャディマスター職を経て、マスター室の室長を兼任しながら、晴れて総務部長にになった魚谷隆太くんを紹介します。

一度はプロゴルファーを目指した大のゴルフ好きです。

当倶楽部が開場すると同時に、研修生となり、プロの道を目指しながらマスター室でキャディ教育をした草分け的存在です。

性格は、まじめ実直、まったく裏表のない人間性には金の折り紙を付けたいほどです。読書が趣味なだけあって文章能力も高く、研修生時代の試練や厳しさで培った粘り強さと同僚を思いやる優しさは特筆ものです。現在、小林力くんがキャディマスターになりましたので、安心して総務部の力石となってくれることに期待をしています。

 

今回のコロナウィルスについての特にマスター室に従事する社員たちについて投稿を求めたら午前中に仕上げてくれました。

まずは、彼の文章や思いを読んであげてください。

30年勤続の彼の研修生からの経験と年輪を感じさせられます。

 

 

新型コロナウイルスの被害について

 

令和2年4月28日

総務部長 魚谷隆太

 

 今回の新型コロナウイルスの被害は、歴史上かつてない惨状をもたらしています。感染者数、死亡者数は早期に感染者を出した割には、アメリカ、スペイン、イタリアなどと比べると少なく収まっています。これらの原因はわかりませんが、感染防止と称して人の移動や接触を極端に抑えることによって飲食業、鉄道、飛行機、ホテルやイベント業などたくさんの産業はほとんど営業ができなくなり、計り知れない損害を被っています。莫大な内部留保を抱える大企業でさえ、数千億の融資を申し込んだりしているのですから、中小零細企業は今月の家賃等の支払いさえ窮する状況となっています。家賃を猶予する法律の検討も行われているそうですが、毎月の家賃収入を支払いにあてている業者が今度は支払いに窮するという眞に負の連鎖が起ころうとしております。

 

 人の移動を抑制することにより当倶楽部に被害がもたらされたことは、例外ではありません。大型コンペは早い段階から軒並みキャンセルが相次ぎました。パーティ会場がいわゆる三密に当たらないように工夫をすることはできるとは思いますが、それ以前に会社から県外の移動を厳しく制限されている、家族に反対される、ニュースで有名人の感染や死去が伝えられて精神的に行く気になれない等の理由があるかと思われます。今年は暖冬傾向にあり、2月の来場者は前年度対比で600名近く増加となりました。しかし3月に入って新型コロナウイルスの報道が出始めると徐々に予約のキャンセルが相次ぐようになりました。そして4月に入るとキャンセル数は凄まじい勢いで加速していきます。50組近く入っていた土曜日でさえ、15組くらいまで激減した日もありました。これらにより最も被害を受けているのは固定給の事務職やコース管理などではなく、キャディ職の皆さんです。正社員は基本給がありますが、総支給の半分弱であり残りは歩合給であるラウンド給が収入の源となります。通常トップシーズンの4月は月に23日~25日程度はラウンド回数がありましたが、今は1日置きに仕事があるかどうかという感じになっております。ただでさえ予約が減っていたところに雨でも降れば予約はゼロに近くなり、止む無くクローズとなった日が4月だけで3日もありました。正社員以上に被害を受けているのは完全に歩合給の契約社員、パートキャディ、スーパーキャディの皆さんです。正社員にさえ、仕事が回らない状況でこれらの方々に仕事が回ってくることは極めて稀になっており、まさに青息吐息の状況を呈しております。皆、大栄カントリー倶楽部を働きやすい職場と思っていただき、長い間協力を頂いてきた掛けがえのない仲間たちです。何とかしたいという思いから目土やコースの掃除、ピッチマークの修復等の作業で急場をしのいでもらっているのが現状です。これらのことを心配していただいて研修会が発起人となり、フロントにて募金を始めさせていただけたことは、本当にありがたく感謝の念に堪えません。心より御礼を申し上げたいと思います。

 

 かつて幾多の危機が当大栄カントリー倶楽部を襲いました。バブル崩壊による来場者の減少、平成14年の民事再生、リーマンショック、東日本大震災等々。東日本大震災では、建物やコースへの直接の被害はなかったものの、スタンドにガソリンがないこと、被害のあった地域との仕事上の影響やこのような時にゴルフなど不謹慎だといったマインドの影響をうけて来場者が激減しました。遥か遠くにあり千葉には直接の影響はないと思われていた福島第一原発の事故も放射能は風に乗って千葉でさえ届くとの報道もあり関東地方の人々をも不安に陥れました。しかし、復旧や復興が進むに連れ、料金設定や営業戦力の見直しなどの企業努力を重ねた結果、徐々に来場者は戻ってきました。しかし、今度の新型コロナウイルスは今のところ、終わりの見えない戦いです。感染経路不明者は常に感染者の半分以上を占め、高齢者の死亡率が高いなどゴルファーのマインドはプレーに行こうというような盛り上がりに欠ける状況です。ワクチンや薬の開発に目途がたち、あるいは世界的に新規感染者が激減するようにならないとかつての状態に戻るとは考えにくいと思います。しかし、例え来場者が少なくても営業を続けていかない限り、政府の補償が何も無い以上、いずれジリ貧となっていくのは明らかです。感染症予防対策として従業員や来場者の検温、飛沫防止シートの設置、あらゆる箇所の消毒等の感染予防対策をして営業をしていく以外生き残る道はないと思います。

 

 また、例えコロナウイルスが収束したとしても、この数か月の経済的ダメージはほとんどの産業を痛めつけ、倒産、解雇が頻発することが予想されます。世界恐慌の恐れもあり、自殺や犯罪の大幅な増加、治安の悪化などでさらに人々の不安も煽られていくことでしょう。やはり、ここは政府に迅速かつ大胆な財政出動をお願いするしかないと思います。財政赤字が1000兆円を越えるわが国ですが、ここは歴史上にかつてない最大の危機だと思います。たとえ赤字国債を発行しようとも日本という国が存続していくかどうかの瀬戸際だと思いますのであらゆる救済政策を躊躇なく断行していただきたいことを切に願いたいと思います。

 

以上

 

新総務部長 魚谷隆太くんにご声援をお願い致します!

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2842

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>