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あってはならない打球事故

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先日、当コースの15番ホールで打球事故がありました。

キャディ付きで回っていたお客様が、何を勘違いしたのか?

200ydも離れていない至近距離でドラーバーを打ってしまったのです。

勿論、キャディ付きですからキャディが打者に「危険ですから、まだ打たないでください」というのが当然の義務だったのですが、他の人と話をしていて、ティーグランドの打者から目を離していた結果、発生した打球事故でした。

 

不幸にもその打者の打ったボールは女性プレーヤーの背中の中央を直撃し、バタッと倒れてしまいました。

すぐさま救急車を呼び、女性を救出に行きました。

幸い意識はあり、救急隊とも応対ができていました。

その後、救急隊が搬送先の病院を探しているうちに、打球事故を受けた女性が「歩けるので明日、かかりつけの病院に行きます」ということで救急隊を帰してしまいました。

勿論、安全のために「病院に行って下さい」とお願いしましたが、「それまでは大丈夫」ということで、被害者の女性の意見を尊重しました。

 

打った加害者は、「本当に魔が差したようにドライバーを打ってしまって申し訳ありません」と顔面蒼白でひたすら謝っていました。

加害者の同伴者3名もたいへん同情した様子で謝罪に来ていました。

救急搬送を拒否されたので、打撲以外には外傷はなかったので総務の女性社員が応急処置として脱衣室で湿布薬を貼ってあげました。

その後の治療費とか、事故の後遺症に関しては、当倶楽部が全部保証すると話し合って、その日は帰っていただきました。

 

ところがこの被害者は、打球事故の体の痛みよりも「コースもキャディさんも評判のゴルフ場なのにあり得ない事故が起こり、失望以外の何物ありません」と落胆したお手紙をいただいてしまいました。

 

確かに、絶対やってはいけない事故を起こしてしまったのです。

常識的には、至近距離でドライバーを打った打者にも3割程度過失はあります。

しかし、どんな理由があろうと、これから打とうとする打者から目を離して危険予知をしないキャディの過失責任は7割はあると思います。

優れたキャディなら、どんなに他のプレーヤーから話しかけられても、次に打つ打者から目を離しては危険を察知できないので失格です。

 

教訓素の1  災害は忘れた頃やって来る

 

とても悲しく思いました。

大栄カントリー倶楽部らしくない事故でした。

キャディさんは、油断をしてはいけません。

反省すべきは、反省し、マスター室も

キャディ教育を徹底し、ひとりも打球事故を起こさないように

キャディに自覚と真摯な反省を促して頂きたいと思います。

この度の事故に心よりお詫びを申し上げます。

 

 

 


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