倶楽部競技におけるスロープレーについて
令和4年8月31日
支配人 魚谷隆太
会員の皆様、いつも当倶楽部の倶楽部競技にご参加いただきまして誠にありがとうございます。
さて、当倶楽部の競技規則に第19条 (プレーの遅延)があります。条文は以下のようになります。毎年、お送りしております、スケジュール表に載っていますのでご覧ください。
「 ハーフのプレー時間が2時間15分以上かつ前の組と15分以上空いた場合は2罰打とする。ただしロストボール等のトラブルがあった場合は罰を免除する場合がある。」
ゴルフの規則違反はたくさんあり、例えばバンカーでソールしてしまった、誤球してしまったなどいずれも2打罰となります。これらのルールを競技参加者に告げても「そうですか。わかりました。〇番ホールのスコアに2打罰を加えればいいですね。」となります。ところが、これがスロープレーにより、2打罰ですと告げるとなぜか一様にクレームまがいの発言を受けることになります。以下は実際に受けて発言の一部です。
「何分遅れたの?何2分、2分くらいいいじゃないか」
「組み合わせが悪いよ」
「天気も考慮しないで、ペナルティつけるの?」
等々、枚挙に暇がありません。ハーフ2時間15分以内、前の組と15分以内に上がるということが特別に高いハードルとは到底思えません。2分を負けろと言うなら、3分はどうなるんでしょうか?じゃ3分をいいとしてしまったら4分は?キリがありません。全組が遅れるような悪天候やマッチプレーをパスさせたなど正当な理由がある場合なら考慮しますが、1組だけ遅れているとすればその組に原因があるとしか考えられません。さらに、言えることは誤球などの2打罰よりもスロープレーは後続組に影響を及ぼすなどより深刻な規則違反と言えます。
やはり、同伴競技者や後続組に快適にプレーしてもらえるよう、今一度各自が自分のプレー時間に気を配る必要があると思います。経験上、プレーの遅い方ほど自分が遅いという自覚がない傾向にあるようです。同伴競技者も遅いと分かっていてもなかなか面と向かって言えないものです。少なくとも前の組が見える状態で定刻通りにスタートして、途中ミドルホールでグリーンに前の組がいない状況になってしまったらスロープレーを疑うべきです。(前が2サムなどの場合は除く)
また、事務局は競技委員会の委嘱を受け、代行してルール上の判断を行っていますので、事務局に対して理不尽なクレームまがいの発言は競技委員会に対する冒涜ととられても仕方のないことです。
競技参加者全員が快適にプレーできますよう、皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
以上