松の手入れ
毎年、11月頃から師走にかけて松職人が入ります。
朝の7時頃から寒さに耐えながらの地道な松の手入れはたいへんです。
玄関のロータリーの松、中庭の滝の池のほとりの松、11番や18番ホールに植栽された松の数はかなりあります。それ故に、松の手入れの期間は2~3人の職人では2か月ほどの時間を要します。
確かに手入れの行き届いた松の美しさは、コースに風格さえ与えます。
ところが年間の松にかけるメンテナンス費用は600万円もかかります。
そのような訳で、松は松くい虫にやられますが、ゴルフ場は、この金食い虫にやられます。
当コースは、日本庭園をモチーフにしたゴルフ場だけに松が無ければ絵にもなりません。
造成時に14億円もかけて全国から集めた樹木の数は相当なものでした。
その半分のお金が殆ど松に使われたと思います。
ちなみにロータリーに植栽されている黒松は、樹齢が200年を超えております。
当時この地域には、松林が松くい虫にやられて殆どが全滅の状態でした。
そこに静岡県あたりから枝ぶりの良い松を糸目もつけずせっせと運んできたのですから
まさにバブルの絶頂期ならではの趣向と言えます。
バブル期には、この松の管理費に1000万円以上もかけていましたので驚きです。
今は、削りにけずって550万円程度で松の管理費を抑えています。
ゴルフに松がなくともプレーには支障はありませんが、日本庭園ならではのコースの美しさをお楽しみいただければ幸いです。
※お知らせ
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コース 大栄カントリー倶楽部
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