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スロープレー防止対策

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マスター室係長 小林力君

当コースでは、「スロープレー防止対策」をこの1年間のスローガンに掲げました。
よって、キャディさんのみならず、競技委員会や男女研修会にも呼びかけて、俱楽部一丸となってこのスロプレー防止対策に取り組んでいます。

組数が32組程度でもハーフタイムが2時間50分もかかってしまうことは、かつては50組を上回る時でさえもありえませんでした。
スロープレーは、ゴルフ場だけの問題ではなく、プレーするゴルファーにも責任があると思います。
どんなにマーシャルをしたところでプレーヤーに「スロープレーは、他のプレヤーにも迷惑がかか」るという認識が無ければ、一向に解消されません。

例①
前のプレーヤが打ち終えても、ティグランドのそばで待機していないのでティーを差すまでに時間がかかる。ティーグランドに上がってからも何回も素振りをする。アドレスに入ってからも打つまでに時間が長い。

例②
OBを打っても暫定用のボールを持って入ない。2打目地点やアプローチ付近でもクラブを持って行かないので、キャディさんがクラブを持って行き渡すのに時間がかかる。その上、歩くのが遅く、素振りも何回もする。

例③
グリーン上のラインの読みが極端に遅い。先に打つプレーヤーがいる場合は、すでに自分のラインは対面からも先読みして置くことができない。グリーン上でスコアを記入したがる。
とくに、競技会などはグリーンを読むことに慎重になり過ぎて時間を掛け過ぎる人が多い。

例④
乗用カートに乗るのはいいのですが、飛ぶ人も飛ばない人も「仲良しこよし」で全員がカートに乗って移動するのでどんどん遅れる。50~100ydぐらいは、さっさと歩く、エチケットリーダーは、一番飛んでる人に運転させて、飛ばない人はカートに乗らずに次の打球地点行くき、さっさと打つアドバイスやが絶対必要。

アドレスからショットまで、打球地点に行っても何回も素振りをして、おまけに歩くのがゆったりでは、いくらでも遅くなってしまいます。
同伴者が遅くてイライラしているのに「しかとの半兵衛」は、完全なマナー違反です。

高齢者や身障者で歩くのが遅いのは仕方がありません。
でも健康体の人がそれでは、同伴者もまいってしまいます。

最近は、「マナーを知らない人」も増えていますが、「注意しない人も増えています」
これが最近のゴルファーの傾向です。

「言って相手を傷つけるので言わない方がいい」これは絶対なマナー違反です。
「言って相手に理解してもらい楽しくプレー」が本当の親切心です。
マナーを教えてあげることは、ゴルファーの責任と親切心だと思います。

ボールの行方を気にする以上に、同伴者に気を使う人は、得てしてゴルフの巧い人だと言えます。

そんなことも考慮して、マスター室の小林係長がキャディさんとのプレーの防止についてまとめを書いてくれました。キャディさんは、お客様に決して遅いので急いでくださいとは言えません。

■ 皆さんからのレポートのまとめ

マスター室 小林 力
 
 今回一番伝えたかったことは「気付く」ということでした。
あえてプロの立場としてという言葉を使い、しかもお客様のせいではなく自分自身でという状況に置いてしかも面倒くさい幾つかの提案をしました。
 そんな中で、みなさんレポートは本当によく書いてくれました。
 いくつか例をあげてます。
     *私なりに色々考えてみました。
     *なるべくやってみます。
     *一人数秒で変わるものなんですね。
     *暫定球を持つようにしてみます。
     *時計をしてみます。
 という新しいことに挑戦してみようという意見が多く見受けられました。
 興味深い意見としては、「自分が足りないところはスロープレー問題なんて自分は関係ないと思ってしまっていた」という意見。
そしてこんな情報も。
「ピンなんか最後にさしていたら間に合わないよねぇ」と言っていた人がいたようです。
この問題に関しては僕は強制はしていません。提案しただけでした。
しかし少し残念な気がします。この言い方ですと無理という結論に導くために理由づけをしているだけに過ぎないのではないでしょうか。
「なんとかだよねぇ」と言うと、まわりの人に無理という自分の考えを同調させているのではと。 やはりそれは違う。
 そうではなく、例えば「ピンを最後にさすと私は次のティの対応に間にあわないがどうしたらいいと思う?」「暫定球なんか持っていたらやりづらいがみんなどうしてる?」「お客様にこう伝えたら怒られたけど何が間違っていたのかな?」と問題に関してたくさん情報を持ち考えを枝分かれさせてより良い方向に解決する、という事も今回のレポートで伝えたい事でした。
どうしたら良いか?この意味はなにか?と一つでも答えを出す前に、考える事を入れてくれたなら、今回のミーティングの成果があったと思います。

そしてこんなレポートもありました。
「千葉夷隅の口コミを調べたのですが、隣のホールからボールが打ちこまれて来た場合、分かっていたり見えていたらそのホール(打ち込まれた側)にいるキャディさんが目印の為に旗を立てておいてあげる、すべてのキャディさんがドラコンやニヤピンの旗とは別に目印用の旗というサービスがあるようです」と調べて提案してくれたんです。
 色々なとらえ方があるかと思いますが、もし「~だよねぇ」と言ったキャディさんが本当にいたとしたら、お客様や会社に対しての気持ちの差はかなり大きいのではないでしょうか。
 「暫定球をもつのは知らなかった、やってみようとおもいます」といってくれた20年も業務をしているキャディさんもいました。
 気を使って言ってくれたかもしれず心の内はわかりませんが、言葉に出すということは大事だと思います。
 一気に結論を出す瞬発力も必要だと思います。じっくり考えることも。必ず両方です。その割合、判断は個人差がありますがやはり問題を枝分かれさせ、すなわち引出しを増やす方が良い結果につながる可能性は高いと思います。

 いつも考えていることがあります。
 もし大栄カントリーがセルフのコースになってしまったら・・。
 フロントを終えてレストランへ行くので同じスタッフ、キャディさんはいない、マスター室も管理することが減るので少人数かシルバーさんで足りるかもしれません。すなわちキャディさんもマスター室も同じなのです。
 大栄カントリー倶楽部は一流の設計家でもなく、トーナメントコースでもないですが、よそのコースに誇れるものがあります。それはなにをおいてもスタッフの素晴らしさなんです。ゴルフ場の目標は「日本一メンバー様、お客様を大切にするゴルフ場」これです。
 永遠のテーマと名付けたこのミーティングは目の前の問題に取り組むためにはどの引出しを開ければよいのか、という思いが込められています。そして引出しを多く持つことが出来て初めて、キャディ室にも貼ってある以前支配人がお配りした「おかげさまで」と言う話の深い意味が伝わったと思います。

 暑い中寒い中、わがままなお客様や嫌味を言うお客様がいる中で一生懸命業務をしてくれている皆さんが時間を割いてレポートを提出してくれたことに心から感謝しながら、このレポートを終わりたいたいと思います。
 

 ★キャディさんのレポートで素晴らしかったスロー防止策の言葉

「お客様、前の組と1ホール以上空いてしまいました。このままですとハーフ2時間半以上かかってしまいます。私も精一杯がんばりますからスロープレー防止にご協力をお願いします」

★「私も精一杯がんばります」という言葉が、お客様を不快にさせず、キャディさんには迷惑がかけられないという気持ちが湧いて、お客様のプレーの進行がだいぶ早くなったようです。


このキャディさんン、素晴らしいと思いました。

「電車じゃないんだから、時間通りには動けない」「ゴルフ場の都合で時間を急がせるな」とお叱り儲けますが、コースは、お客様すべてのものです。
遅滞プレーというのもマナー違反になりますので、ご理解ご了承をいただき、せめて、ハーフタイム2時間10分でプレーが終了するようにご協力を切にお願い申し上げます



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