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慶雲興(あっぱれキャディ!)

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3番ロングホール、グリーンから望む風景


青空に白い雲がたくさん湧き上がっています。

まさに「慶雲興」の言葉そのものです。


このような空の風景は、半年に1回あるかないかです。

慶雲興はめでたい雲が湧き興る縁起の良い言葉です。

ですから会報新年号の表紙に使いたかったのです。

9月初旬からこのチャンスを狙って、念願の風景が撮れました。


ところがお気づきでしょうが、旗竿が傾いています。

1つ目はCUPが曲がって切られていること

2つ目は、CUPのピンを差す穴が経年劣化でゆるくなっているのが原因です。

せっかくの名画が台無しです!




ピンの右から撮っても左から撮ってもピンが曲がっているのが分かります。

撮影している時は、夢中だったのでピンの曲がりに気が付きませんでした。

残念・無念・悔しさいっぱいです。


そこで午後からまた撮影に出かけましたが。

2時を過ぎてからは、あの「慶雲興」の雲が無くなっていました。


こんな感じでめでたい雲が消えてしまっていました。

このピンはあまり曲がっていないのは、キャディさんに下記の写真のように

支えて貰っているからです。





こんなことにマジで協力してくれるキャディさんも滅多にいません。

こんな恰好をさせる前にボクも協力したことがあったからです。




この二人の若手のキャディさんの一人が、本日のお客様に帯同中、

微妙な傾斜のラインを聞かれて間違ってしまったとのことでした。

どうしても納得がいかないので、仲の良いキャディさんと二人で

実際にパターを持って、試行錯誤でラインの読み研究の真っ最中でした。

奥から緩やかな下りで、ややCUPの位置が馬の背にあったので打ち方によって

お客様に間違えて伝えたラインは、スライス、フックどちらにも転がってしまいます。

何度も何度も強さやボールの位置を変え打ってみたのですが、

微妙に曲がり方が違ったのです。

結論的には、CUPを外さずにしっかり打てはストレートが正しいという答えになりました。

しかし、しっかり打ったボールがCUPを外すと1メートル以上、返しのパットが残ります。

寄せるか、入れるかは、お客様の根性しだいという微妙なラインに、この二人のキャディさんは

真剣におさらいをしていました。

ここまで真剣にキャディの仕事に取り組んでいるのですから、当倶楽部のキャディも大したものだと

感激してしまいました・

敢えて名前は伏せますが、キャディ職の鏡のようなこの二人を再度表彰してあげたくなりました!

すばらしい、素晴らしい、まさにPINは曲がっても慶雲興、めでたし、めでたしでした。


コース管理スタッフの皆さんも、この二人のキャディさんの真剣なプロ意識に負けないように、

せめて自分たちの切るCUPは、真直ぐにピンが立つように切ってください!

みんなが力を合わせない限り、芸術的なゴルフ場には届きません。


良いお天気は待つしかありませんが、コースメンテナンスやキャディのプロ意識は、まさにチーム力です。

お客さんが唸るほどの素敵なゴルフ場にしていきましょう!




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