朝から小雨の降り続く理事長杯の決勝戦となりました。
それでも競技には支障をきたすような状況ではありません。
BEST4名の2組が決勝戦を目指してコースにスタートして行きました。
1組目は鷲尾昌宏選手(12)VS中井干乃選手(12)
共にハンデは同じですが、善戦する紅1点の中井干乃選手を下し、
(2-1)で鷲尾選手が優勝戦に王手をかけました。
鷲尾選手のスターティングショット
中井選手のスターティングショット!
続く、2組目は歴戦練磨の闘将、三代健一選手(15)VS
桑原淳一選手(13)
善戦する桑原選手を(2-1)で下し、三代選手が優勝戦に駒を進めました。
三代選手のスターティングショット!
桑原選手のスターティングショット!
好調の桑原選手も闘将のマッチプレーのl匠な技に脱帽です。
さて、降りやまぬ雨の中、優勝戦に駒を進めた両雄、
三代健一選手(78歳)VS鷲尾昌宏選手(53歳)
歳の差25歳、ハンデ差2、果たして優勝は歴戦練磨の闘将三代選手か、快進撃で優勝戦まで彗星の如く現れた鷲尾選手とのマッチプレーとなりました。
4番ショートホールの三代選手
4番ショートホールの鷲尾選手
共にグリーンを外すもリカバリーが良くて二人ともパーセーブで分け、
三代選手のバンカーショット(OUT4番ショート)
鷲尾選手の4番ショート
エッジからパーパットを捻じ込みました。
続く6番ホールで鷲尾選手が下り4mを入れてバーディ
またしても鷲尾選手は次の7番ロングホールで6mの下りの難しいパットを入れてバーディと大奮闘(ここで二人はイーブン)
8番ホールは共にパーオン、しかし、三代選手は短いパットを外し、1ダウンとなりました。
次の9番ホールでもパットの名手の三代選手は短いパットを外し、2ダウンとなってしまいました。
そのまま、INコースへと競技は進み、15番ホールは三代選手のハンデホールでしたが、惜しくもボギーとして2ダウンのまま16番のショートホールに進みました。
ここで三代選手が1つでも落とせばドミーホールとなり鷲尾選手の優勝が決まります。
16番ショートホール、鷲尾選手痛恨のボギー
必殺仕事人のように三代選手はパーをセーブしました。
続く、17番ホール鷲尾選手はパーオンするも3パットでボギー
さすがの三代選手、ここでもきっちりパーをセーブして、最終ホールまで勝敗を持ち込みました。
OUTの8番、9番のミスパットが嘘のようにきっちりとパットを入れてきます。
さあ、最終18番のドラマが始まりました。
パーオンを逃した鷲尾選手の3打目はグリーンエッジに
三代選手は12mもあるバーディパットを狙います。
鷲尾選手は、この勝負ホールでボギーとしました。
仕事人三代選手は、きっちりとパーをセーブして、後半3連続UPで見事優勝の栄冠に輝きました!
最終ホールのグリーン上には、競技を見守るギャラリーが固唾をのんで三代選手のパーパットの行方見つめていました。
パーパットが入ると同時に歓声が上がり、78歳のグランドシニアが残した偉業に感嘆の声が漏れておりました。
16番ホールまで追い込まれてからの、3ホール連続の勝利に
体力の限界を超えたシニアの鉄人の意地をまざまざとみ見せつけられた感があります。
素晴らしい試合をありがとうごじました。
鷲尾選手の大奮闘を三代選手は優勝スピーチで絶賛しておりました。
共に闘った両雄は、年齢差を超え、お互いの奥義を認め合い、そしてまた、競技史に残る素晴らしい試合を展開していただきました。
ゴルフ競技は数々のドラマを生み、そして倶楽部ライフの中でまた新しい友を発見します。
素晴らしきかなゴルフ競技、そして、今回活躍した選手の皆様に惜しみない称賛の拍手をお贈り致します!
紅1点の中井干乃選手も祝福にに訪れました。
土屋理事長も試合を観戦して、三代健一選手の健闘を称えました!
どうですか、この笑顔!
三代健一選手、2018年理事長杯優勝おめでとうございます!