これがかの有名な金属造形作家・岡 島延峰様の力作、「風と遊ぶベステル」です。 「ベステル」とは、チョウザメの意味でロシア語のようです。このオブジェ「ベステル」は、風見鶏になっておりますので、池のほとりの白御影石の上で皆様に華麗に風の舞をご披露致します。まさに「岡島先生のタイトルどおり「風と遊ぶベステル」そのものです。
それから8年以上経って、チョウザメの生息が確認できなかったので、テレビ東京の人気番組「緊急SOS池の水ぜんぶ抜く大作戦」にオファーをかけてその夢を実現しました。
ところが収録当日、チョウザメの姿は1匹も見当たらず、探し当てた大きな遺骨もソウギョと判明しました。
このところの夏の温度は異常に高く、池の水温も30℃以上になることが多かったようです。
チョウザメは27℃以上の水温になると棲息ができなくなるおというのが生物学者の久保先生のお話でした。
勿論、池のギャング、ゴイサギの被害、ハクビシン、イタチの陸からの攻撃もあったかも知れません。
水底の餌しか食べられないチョウザメだけに水面には浮いてこないので10匹のうちの何匹かは生存するだろうと信じていました。
ところが池の水を全部抜いても現れたのは、ソウギョや緋鯉だけでチョウザメの姿は何もありませんでした。
このままでは、このオブジェが泣くということでチョウザメ復活の夢を再度、実現する運びとなりました。
この池の渡り石の左側の部分にネットで仕切り、チョウザメの稚魚、25センチ程度のものを放流することにしました。
コース管理スタッフがネットをこの池のサイズに合わせて設置してくれました。現在、チョウザメの稚魚待ちですが近々に入荷すると思います。
今回は、餌箱も作り、肉眼でチョウザメの姿を確認しながら撒き餌をすることにしました。
なんともチョウザメが発見できず、興覚めになった番組の汚名を晴らすためにもチョウザメストリーを復活させましたのでご期待ください!