滝の池の鯉がゴイサギや川鵜に殆ど食べられてしまいました。
多くの方から今までたくさんの緋鯉を寄贈されていたのですが、ゴイサギはツガイで毎日朝晩緋鯉を食べに来ます。カワウは、少し小ぶりの鯉を食べに来ます。結局、開場以来、800匹以上の鯉がゴイサギやカワウの餌食となってしまいました。
そのような事情を知っている鯉の愛好家、メンバーの豊田剛仁様が良い知らせを持ってきてくれました。
自分のお得意先の鯉の愛好家が長年丹精込めて育てていた高級緋鯉を高齢で体力にも限界を感じ、泣く泣く手放すことになり、どこか緋鯉を大切にかわいがってくれる人を探していたそうなのです。
そこで引き取り手を大栄カントリー倶楽部にと白羽の矢を立てていただき誠に感謝感激です。
20キロ以上もある大きな緋鯉ですから、この大きさならゴイサギだとて鷲掴みにして持って行かれないだろうと判断していただきました。
この緋鯉の飼い主の池は小さいのですが、非常に大切に育てていたので、驚くほどに成長しその大きさにびっくりしました。
なんと豊田様、この大きな緋鯉の運送費には浦安から5万円以上もかかってしまうのに、「自分の好きでやるんだから運送代はボランティアの自腹でいいんだよ」とは、はなはだ恐縮に存じせめて半額ぐらいは支払わせてくださいと願い出たのですが、太っ腹というか、大きな人間というしかありません。(散財をおお掛けして申し訳ございません)
この緋鯉は、池に放流すると元気に泳ぎ回り池の奥へと泳いでいきました。
飼い主の小林さんが本当に丹精込めて育てていた緋鯉が大きな池に放流されたことを報告すれば、安堵して喜んでいただけると思います。
その願いを込めて、本日の放流の記録写真を小林様にお渡し願えるとのことでした。
元気に育ってくれればいいという健気な気持ちに感度すら覚えました。
豊田様ありがとうございました。
そして飼い主の小林様、この貴重な緋鯉を大切に育ててまいります。
6月に話したチョウザメの子供6匹と元気で育って欲しいです!
猫でも犬でも、そして緋鯉まで動物を可愛がる人は優しくて素晴らしい人だと思います。
人間でありながら自分の生まれた子供まで捨てる人がいる世の中で、このような動物愛に満ちた感動のドラマを改めて知りことが出来ました。
豊田様、小林様、そして本日、緋鯉を浦安からはるばる運んでくれた谷養魚場の樋口様、ご丁寧な心温まる恋のお話などを聞かせていただきありがとうございました。
チョウザメやたくさんの高級緋鯉をいただいた「吉田のきんぎょ様」とも親しいと聞いて、尚更、嬉しさ倍増でした!