ついに出た全国非常事態宣言、コロナウィルス感染予防対策強化により来場者の減少にますます拍車がかかりそうです。
営業がわずかでもできる産業は、まだ救われますがまったく休業を余儀なくされた産業は、生活危機の悲痛な叫びが聞こえます。
戦後最大の危機、と言われていますが、先の見えない感染被害に健康的にも経済的にも大打撃を被っています。
そのような訳で、ゴルフ場も館内施設のレストラン・浴室・ロッカー室なども使わない、
ノーチェックインのスループレーで営業を続行するゴルフ場が増えてまいりました。
この状態が半年以上続けば、１年後には半数以上のゴルフ場が倒産の危機に晒されかねません。とにもかくにもコロナウィルスの感染被害が終息しない限り、多くの被害者やあまたの産業に従事する人たちが生活の道を閉ざされることになります。
会社の繁栄は、有能な社員のたゆまぬ努力によって実現できるものです。それが給料の遅配、派遣切り、解雇というような事態になると船底に穴の開いた沈没船と化してしまいます。今、どうやってキャディ職のラウンド給の不足分やパート・アルバイトキャディのお客様についてナンボの給与を補填するか、必死に頭を悩めています。
「ゴルフを生業とする従業員が安心して生活の糧を稼げるゴルフ場」をスローガンにして人材を募集してきただけに、何としてもキャディ職の給与の目減りをなんとか擁護したいという気持ちでいっぱいです。
平成１４年７月の倒産以来、平成１８年の３月には見事に民事再生を完了し、平成２５年からは、年度末決算の減価償却前経常利益の半額を抽選弁済とはいえ、預託金を着実に退会会員に返してきました。
東日本大震災、リーマンショック、大型台風被害にもめげず、再生大栄カントリー倶楽部は、その再建の足跡を着実に残して参りました。
それが故に、どんな窮地に至っても会員と運営会社の社員によって、今回のコロナウィルス感染被害を乗り切っていかねばなりません。
社員給与の安定給付に頭を痛めています。取り敢えず、月給者はいいのですが出来高制のキャディ職、とくにアルバイトキャディや契約社員においては死活問題となっています。有能なキャディ職を確保するためにも「内部留保資金」を休業補償援助金にこの難事こそ使うべきと考えます。
非常事態には、非常事態に見合うだけの社員や従業員の弱者救済の道を切り開くことこそ、良心的なオーナーである一般社団法人のあるべき姿だと思います。
また、日本国にあってもできる限りの弱者救済の措置を取ることが日本の将来への繁栄の道と思われます。安倍首相が４６６億円もかけて全国民の世帯に２枚ずつマスクを配布する気持ちはわからないでもありませんが、国民一人当たりに対して給付する１０万円を倒産・廃業の窮地に追いやられている国民の悲痛な叫びを察知し、一刻も早く支給の手を差し伸べてください。
マスクは手縫いでも工夫すれば誰にでも作れます。しかし、生活苦に喘ぐ国民取っては、食料や家賃などの生活費の援助金の方がどんなに待ち望んでいるか、察知してください。
「同情するなら金をくれ！」どんなに労いの言葉をかけてもお金がなければかけそば一杯も食べられません。不況が蔓延すれば犯罪も自殺者もどんどん増えていきます。
人間は２種類の人間がいて、どんなに正直に生きていても、どうしようもなく生活の道が閉ざされれば絶望し、自ら命を絶つ真面目な人間もいます。しかし、その反面、どうせ死ぬならどんな犯罪でもやって生き抜いてやろうという悪しき人間もいます。
これだけの非常事態宣言が巻き起こす、負のスパイラルは、感染被害にとどまらず、経済破綻、暴動・犯罪の勃発、自殺者の増大が懸念されてなりません。
いま世界が一つとなって人間らしさの証明として正しい行動を起こし、一人でも多くの人の命と生活を賢者や強者が弱者救済の道を開拓すべき時と心得、祈ります！
健康と安全対策を旨として当倶楽部は営業致します。
明日の土曜日は、悪天候と非常事態宣言の足止めにより、クローズを余儀なくされました。（仕方のないことですが・・）
このコロナウィルス感染被害がいつまで続くかわかりませんが、全社一丸となって今の苦しさに耐え、希望を捨てず、元気よく頑張って行きますので、皆様のご支援・ご声援を更にお願い申し上げます！
石の上の樹は、なんと７年間も自然のままに生き抜いています。
名付けて「石の上にも七年の樹」
昨年植栽した１０本の紫つつじが対岸の池の風景を艶やかにしています。
