預託金の抽選に使用される回転式ドラムです。
さて、当倶楽部再建後、ついに第2次償還日が11月10日に迫りました。
償還を心待ちにしていた会員の方々には願っても無い償還期日ですが、如何せん55億円もある預託金総額を一度に返還されたら、当倶楽部は、再度、倒産を余儀なくされてしまいます。
そこで、再生計画案では、「前年度決算の減価償却前経常利益の50%を限度として返還する」と謳ってあります。
1) 返還原資を超える場合の返還申請があった場合は、抽選による返還とする。
2) 前年度の返還原資が1000万円に満たない場合は、これを1000万円とする。
理事会にて設置した抽選委員会がこの預託金の返還に関しては、その抽選方法について厳粛に審議検討をしてきました。その結果として、抽選方法は回転式ドラム(年末のデパートなどで行われる抽選会に使用する俗にいうガラガラポンです)が選択されました。
退会申請希望者だけの預託金返還抽選ですから、今年は124件、(預託金総額47,360万円)です。
それに対して返還原資は、2,462万円程度ですから、当選する人は約6人程度となります。
昨今のゴルフ場の収支は、経営が悪化していますので、利益がマイナスにならなければ良しとされています。トントンでも赤字にならなければ良いというのは、甘えた考えかも知れませんが、現実的にはそのようなゴルフ場が多いということです。
従業員の人件費をひたすら削り、クラブハウスの付帯設備など修理するところもしないで経費の削減に徹すれば、もう5千万円程度は利益を出せるでしょう。しかし、そこで働くキャディさんやフロントマンの顔からは笑顔も消え、コース管理スタッフのコースメンテナンスへの情熱も消え失せてしまいます。
元気と活力の無い、付帯設備やコース整備などを緩慢にするゴルフ場は、いずれはお客様に淘汰されてしまい繁栄の道までもが閉ざされてしまいます。
今、巷で大騒ぎになっている有名ホテルやレストランなどの食品表示の嘘は、収益の悪化した業界の悪知恵で「利益至上主義」がもたらした悪の産物です。
労働時間の延長、サービス残業などによる不当労働や賃金の未払い等が働く従業員の不満となり、怒りが爆発して内部告発となって世の中に露呈されたと思われます。
食べたお客様は、まさかこの有名ホテルが偽りの食材を使用しているとは夢にも思いません。それを知っているのは、その食材を提供している従業員だけしか知る由が無いはずです。
経営者は、お客様に誠意を従業員に感謝の気持ちを持たなければ、いずれは「信用」という商いの大原則である大切なもの失ってしまいます。
小手先の経常利益の数字など、一瞬にして消滅し、「不信感」という取り返しのつかないレッテルを社会から貼られてしまいます。そんな企業がどこまで存続できるでしょうか?
経営が苦しいのは、食品業界だけではありません。どこの企業も苦労しています。
だからこそ、誠心誠意を込めて確かな商品を提供して行くことこそが商いという正道はないでしょうか?
当倶楽部も抽選償還に関しては、公明正大なルールのもとに償還をさせていただきますので無理なご要望に関しては、お断りをさせていただいております。
今の時代に、抽選弁済といえども償還が出来るということは素晴らしいことです。
ゴルフ場にゴリ押しして、無理に返還を迫れば、間違いなく第2次倒産をします。
そうなれば、再度、ただの紙切れ同然の預託証書となりますので、東京地裁の民亊再生案に基づいた抽選償還を基軸とする当倶楽部の抽選償還に、ぜひともご理解ご協力をお願い致します。
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