冬の閑散期を利用して、キャディさん同士の研修を行いました。
キャディさん達が1組4人のチームを作り、3人がプレーヤーとなり、1人がキャディ業務を行いその評価を行う研修です。
普段は、キャディマスターや所属プロがキャディ業務の研修を行いますが、今回はキャディさん達が自分たちの同僚キャディを研修する初めての試みのキャディ業務研修となりました。
同僚のキャディに査定研修されるとあって、研修されるキャディさんは、とても緊張感が漂っていたようです。キャディのプロとして、同僚の前では失敗や恥は掻きたくないという真剣さも手伝って、別の意味で良い研修成果が出たように思います。
朝の挨拶から始まり、クラブ確認、コース説明、クラブの渡し方から言葉の使い方、距離やグリーンの読み、トラブル発生時の競技ルールによる対処の仕方等など、様々な事柄が研修レポートに書かれていました。普段は気がつかない自分の動作手順や心遣いが試行錯誤の中で交錯して、プロやキャディマスターが教える一方通行のキャディ研修とは違い、別の意味で良い結果が出ています。
親切で丁寧な言葉遣いや仕草はお客様を和ませてくれます。
クラブをせっせと掃除して順番通りにキャディバッグに収める。フェアウェイで打ちたいクラブは2~3本持ってすぐ来てくれる。ボールはしっかり見届けロストボールが殆どない。グリーンのボールマークやバンカーを修復すると、必ず「ありがとうございます」と声をかけてくれる。
傾斜地で「脚元が滑りやすいのでお気よつけ下さい」なんて言われたら、その心遣いに涙が出るほど嬉しくなる。乗用カートを発進するときは、必ず後ろのお客様の方を振り返り、安全確認をしてから「発車いたします」と言葉をかけてくれる。
心遣いという一生懸命さがサービス業の命であり、機敏な仕草と距離やラインの読みの正確さがキャディ業務の根本です。キャディを辞書で引くと、キャディー【caddie】 「ゴルフで,プレーの間,プレーヤーのクラブを持ち運び,助言などの援助をする人」
一言でいうとこの辞書の通りかも知れませんが、本当に奥深いキャディ業務は、ゴルフ場のまさに高級ホテルのコンシェルジに匹敵する仕事とも言えましょう。
さて、キャディ全員の研修レポートを見ると面白い結果が発見できました。
普段からお客様から評判のいいキャディさんは、それなりに同僚キャディからの評価が高いことが判りました。
そして、キャディ業務に真剣なキャディさんほどレポート用紙にぎっしりと書き込みがされています。
さすがに3人の班長さんの評価は高く、レポートも良く書けていました。
しかし、それ以上に素晴らしかった3人のキャディさんは、真剣にキャディ業務と取り組んでいることがこのレポートを通じてわかりました。
なんでも一生懸命に取り組む社員がいれば、その相乗効果で他の社員にも良い刺激を与えることになります。
今回のキャディ業務研修の優秀者には、4月1日の新発式にて表彰をすることに決定しました。
コースは、おかげさまで管理部長以下、コース管理スタッフが堅実なメンテナンスを行い順調な仕上がりを見せ、高い評価をいただいています。
今後は、キャディのクオリティを高め、セルフ方式には負けない、キャディ付プレーの良さを世のゴルファーに十分楽しんでいただけるようなゴルフ場にしたいと思っています。
ステータス以上に格調の高いゴルフ場にすることでブランド力を付けることが繁栄への道と心得ます。
4月から入社するキャディさん
体操二木カップゴルフコンペの皆様、ご来場ありがとうございます!
塚原光男副会長にお会いできて光栄です!
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キャディ業務研修レポート
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