
4番ホールから2番3番ホールを臨む池の風景(昨年5月に撮影)
さて、4月からいよいよ消費税が8%に値上げされます。
実質的には、現状の消費税に3%が加算されるだけなのですが、微妙に影響があると思います。
また、来年の10月には10%まで値上げされるのですからたいへんです。
数字が小さいと感じないのですが、例えば1000万円の買い物をしたら100万円が消費税です。
車の購入や家の新築にはため息が出る数字となります。
消費税の値上げは、消費を減速させるマイナス要因がありますので、一時的にはかなり消費が落ち込むと思います。
一番問題なのは、一般企業の賃金が消費税に見合うだけの定期昇給が出来ない現状にあるということです。
ガソリン代が上がっても社員の交通費は上げられない。
社会保険の税率が上がって社員や会社の負担が増える時代ですから、にわか景気に沸く1部の企業以外は、すべてにおいてたいへんな試練になると思います。
バブル崩壊後、更にリーマンショックが起きて、安いことが美徳とされた時代があまりにも長く続いてきました。
正価で物が売れない時代は、資金力の無い企業は当然ながら生存競争の中で淘汰されてしまいます。
ゴルフ場と聞いただけで銀行が融資をしない時代です。
要は、貸付に焦げ付きがでると判断されているのですから、ゴルフ場業界も随分バカにされたものだと思います。
殆どのゴルフ場が会員相場の急落で倒産を余儀なくされました。
市場の会員相場が預託金の額面に見合うだけの相場を満たしていれば何の問題も無いのですが、バブル期に会員相場に浮かれて放漫経営をしたツケがしっかりと回って来ました。
借金大国1000兆円を超える日本と同じで、ゴルフ場の借金も止めどもなく膨れ上がりました。
国は財政が厳しくなれば、国民から税金を徴収すれば済むことですが、ゴルフ場や一般企業は、それをプレー料金や売価に転化することができません。(とても悲しいことです)
勿論、企業の経営が低迷すれば国の税収も減少するのですから、企業の安定こそが国の税収の安定にも繋がります。
優秀な人材が現れない限り、国も企業も崩壊してしまいます。
頑張れニッポンは、スポーツの世界だけで無く、国全体の問題です。
消費税増税も止む無しと思える状況においては、各企業もこの消費税増税と向き合って経営戦略を考えなければいけない時代です。
消費税の増税分をいかにして経営手法に取り入れて行くかで企業の生き残りが決まります。
ゴルフをやらなくたって生きては行けますが、こんなに楽しいスポーツが世の中に淘汰される時代が来たら面白くもなんともないと思います。
プレー料金、レストランのメニューや売店の商品まで、この4月からは、すべて消費税の増税分が加算されますのでご来場のお客様にはご理解ご了承をくれぐれもお願い致します。
消費税の増税に関しての便乗値上げは、一切当倶楽部は行っていませんのでよろしくお引き回しのほどお願い申し上げます。

クラブハウス前庭の美しい芝桜です。
花の咲かない春は無い
朝の来ない明日は無い
太陽の昇らない朝も無い
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