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電磁誘導カート考察

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どこのゴルフ場も最近では電磁誘導カートが整備されてきています。

当コースも乗用カートの自走式から電磁誘導化に思案を巡らしています。

自走式カートでもキャディ付きの場合ですと、キャディさんが運転しますから、安全面や速度面でも心配はないのですが、ことセルフプレーになりますと、コース初のゲストだけのプレーになりますと、勝手がわからず、プレーヤーの一人が必ず乗用カートを運転しなければ動きません。

やはりリモコンスイッチのある電磁誘導カートは、このような点ではプレーヤーがカートを動かす手間が省けるので遅滞プレー防止にもなります。

 

そのような観点から、当コースもリモコンカートに移行すべき検討を重ねております。

しかし、大きな問題点も出てきました。

5番ホール~6番ホール、9番ホールから10番ホールの通行には、

6~9番ホールの飛び地に行くには、一般道を横断しなければなりません。開場以来、この一般道での横断に関しては、安全確認のための人員を配置してこの28年間、一切無事故・徹底した安全対策に徹底しております。

今後も電磁誘導カートになった場合も、更に安全対策における人員配置を徹底して行っていきます。

 

ただ一つだけ気になることは、近代においても乗用カートの埋設ケーブルとカートのセンサーにおける信号の受信状況が粗悪で、カート2台が対面走行する場合は、かなりのケーブルの隔離距離を有します。

そのためにカートの対面通行時のカートの速度は、3~5キロ程度になり、プレーヤーの皆さんがかなりイラつくことが予想されます。

 

また、現在、2台のカートが対面通行できるカート道路の幅があっても、それ以上にリモコンカートの埋設ケーブルとの相互電波干渉を防ぐために1.5mぐらいの道路拡幅工事が必要となります。

勿論、飛び地とクラブハウス側の門扉の拡張工事も必要となります。

 

単に現状のカート道路にリモコン用のケーブルを埋設するだけでは済まないところに費用と利便性の問題に難色を示さずにはいられません。

わずか15~18万円のドローンが、上空100mの高度を保ち、2~3キロメートル先を空撮して、ボタン一つで離陸地点に50センチと変わらない位置に着陸できる精度の中で、あまりにゴルフ場の乗用カートの誘導システムの開発が遅れていることに疑問を抱かずにはいられません。

 

また、当コースの10番~11番ホール(17番~18番ホール)間の対面通行においては、双方のカートが軌道に侵入する際に、対面のカートが一時停止の信号待ちをして、その後に通行することを余儀なくされる煩わしさが生じてきます。

 

18番ミドルホールのティーグランド付近

 

右)11番ホールのBT.

左)17番ホールのグリーン

 

ここのカートの対面通行も信号機をつけたり、17番ホールの法面を改造しなければなりません。

 

なかなか一朝一夕にはいかない、電磁誘導カートの導入に苦戦を強いられています。

キャディさんが不足していなければ、電磁誘導カートにすることもないのですが、たいへんお勉強をさせられています。(ニャン)

 

 

 

 

 


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