クラブハウス2階レストランに昇る踊り場に掲げられた会員憲章は、
平成18年11月3日開場記念日(民事再生完了記念日)に会員相互が一堂に会し、幾多の試練困難を乗り越えて再建に勝利した会員の歓喜の証として、再建の最高功労者が無名で寄贈していただいた物です。
「大栄カントリー倶楽部は、私の青春です」この思いを一心に思いながら難攻不落の再建劇に勝利した偉大なる功労者のお言葉です。
会員憲章
1.我々は、我々が所有する大栄カントリー倶楽部の繁栄を
希求する
1.我々会員は、倶楽部内に於いて、その国籍、性別、年齢、
社会的 地位によらず公平である
1.我々会員は、相互にその人格を認め合い、親睦と調和に努め、
暖かい人間関係を構築する
1.我々会員は、この会員憲章に賛同し入会する新会員を心から
歓迎し、友好を深めるように努力する
1.我々会員は、当コースの従業員に善意と誠意をもって接し、
その職業的および人的成長に寄与する
いまだに脳裏に刻まれています。この金文字に輝く会員憲章の装飾パネルは60万円以上はする代物です。
「せめて、寄贈者の名前ぐらい掲載させてください」の言葉に、
「この会員憲章がこのクラブハウスに掲げられるだけで充分満足です」
素晴らしき哉、サムライ魂、赤壁の闘いに勝利した諸葛孔明のような爽やかな表情に感動したものでした。
潮騒は 舟べりを叩いて 嘲り笑う
しかし、誰か知ろう その百尺下の
水の深さを そして青さを
「慶雲興」 慶びの雲が湧き興る 実にめでたい吉兆の姿です。
再建17年の倶楽部史の中で、会員憲章の意にそぐわない人たちは
会員であれ、従業員であれ、自ら去らざるを得いない状況に追い込まれました。
ちょっとしたボタンの掛け違いで、昨日の友が今日の敵になり、
つまらぬプライドやエゴのために多くの人を傷つけ、やがて自分も大きく傷ついて、こんな素敵なゴルフ場から姿を消すことの無念さを知らずして虚しいとは思いませんか?
★おかげさまの気持ちを忘れずに
(光華女子学園様のHPからお借りしました)
抜粋記事=
司馬遼太郎さんの著書『街道をゆく』によると、近江商人はこの他にも、現在の私たちにとって非常に大切なことを全国に広めています。
それは「おかげさま」という言葉です。私たちは人から物をもらったり、親切にされるなど、自分にとって都合の良いこと、うれしいことがあると「おかげさま」といって喜びます。一方、自分にとって都合の悪いこと、残念なことが起こってしまうと、「おかげさま」とはなかなか言えません。逆に不平不満、愚痴をこぼしてしまいます。目先のことに対しては「おかげさま」とすぐに気づくのですが、なかなか大きな「はからい」には気がつかないものです。
しかし、よく考えてみますと自分にとって都合の悪いこと、残念なことなどの方が、その後の自分を成長させる働きがあるのではないでしょうか。私たちは自分ひとりで生きているわけではありません。多くの人たちに支えられ、お世話になり、助けられながらともに生きています。すなわち自分が気づかない無数の縁、言い換えれば「大きなはからい」によって生かされていただいているのです。
この「大きなはからい」こそが、阿弥陀如来のはからいであり、そのはからいをしっかりと受け止め、「おかげさまで」と感謝し毎日を生きていくなかで、生きがいのある人生が生まれてくるのではないでしょうか。辞書を引いてみますと「おかげさま」という言葉は「おかげ」をていねいに言う言葉で、「おかげ」とは他人の助力や援助という意味の他、神仏の助けという意味もあるそうです。
良いことも悪いことも「おかげさま」と受けとめ、「自分が、自分が」ではなく「おかげさま、おかげさま」と感謝し、共に喜び合いながら暮らしていきたいものです。
★一生懸命が日々できるようになれば、
人の一生懸命さが分かるようになります。
一生懸命の中に悪い人は一人もいません。
大栄カントリー倶楽部のコンセプトは、
まさに、この会員憲章そのものです。